ギャラリー解説

書画

樵石土肥直康、隷書七絶(近代、AD1842〜1915)

紙本肉筆・・縦136cm、横61.5cm

「九六居士書」の下に、陰刻「樵石之印」と陽刻「

九六居士」の落款が押されている。土肥樵石は肥

後の人で、名は直康、字は?、号を樵石・宇宙な

どと称し、藩校時習館で学んだ後に、書を和田耕

雲、漢学を元田永孚に学び、元田の援助で上京

し、書道で華族女学校に勤めた書家で、嘉納治

五郎・竹添井井・後藤新平らが、その書に心酔し

て高い評価を与え、当時の清朝人に日本随一と

紹介している。


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