ギャラリー解説

書画

守卿神尾光臣、行書六字(近代、AD1855〜1927)

紙本肉筆・・縦123cm、横32.5cm

「光臣」の下に、陰刻「神尾光臣」と陽刻「號守卿」

の落款が押されている。神尾守卿は信濃の人で

、名は光臣、号を守卿と称し、諏訪藩士神尾平三

郎の次男で、明治7年に陸軍教導団に入って軍

人の道を進み、中国語に堪能で中国問題の専門

家として知られ、日清戦争では清国の降伏勧告

書の起草に参与し、東京衛戍総督・青島守備軍

司令官などを歴任し、陸軍大将となって男爵を授

けられ華族に列せられた軍人で、小説家の有島

武郎(二女安子の夫)の岳父でもある。


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