ギャラリー解説

書画

南郭服部元喬、行草書七絶(江戸時代、AD1683〜1759)

紙本肉筆・・縦117.5cm、横37.4cm

「元喬」の下に、陽刻「元喬」と陰刻「子遷氏」の落款が押

されている。服部南郭は京の人で、名は元喬、字は子遷

、号を南郭・周雪・観翁などと称し、十六歳で柳沢吉保に

仕え、江戸に出て荻生徂徠に就いて古文辞を学び、詩文

に長じて文名を馳せ、画や和歌も善くした儒者で、三十

四歳で致仕した後は、多くの来学者に教授し、晩年には

肥後侯の賓師となっている。『唐詩選』を尊重して、当時

の『唐詩選』流行に大きな影響を与えている。


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