ギャラリー解説
書画
欽堂戸田氏益、行草書七絶(幕末維新、AD1850〜1890) |
||
|
||
右・紙本肉筆・・縦24.3cm、横13.3cm 左・紙本肉筆・・縦20.7cm、横12.6cm 右は「銕研」下に、陰刻「銕」と陽刻「研」、左は「銕研」下に、陰 刻「戸田之印」と陽刻「鐵研」の落款が押されている。戸田欽堂 は美濃の人で、名は氏益、号を欽堂・銕研などと称し、美濃大 垣藩第九代藩主戸田氏正の庶子で、安政2年に分家の旗本 戸田阿波守氏寿の養子となり、漢詩文や書・洋学等を学び、明 治4年に異母弟である大垣藩最後の藩主氏共とともに米国留 学し、帰国後はキリスト教の伝導と自由民権運動に傾注し、我 が国最初の政治小説『情海波瀾』を著した、漢詩人にして小説 家且つ民権家でもある。本品は、全く同じ内容の七言絶句二 首である。 |