ギャラリー解説

書画

柯庭中瀬長徳、行書十四字(江戸時代、AD1688〜1768)

紙本肉筆・・縦126cm、横48cm

「長徳」の下に、陽刻「柯庭」と陰刻「長徳之印」の落款が

押されている。中瀬柯庭は肥後の人で、名は長徳、号を

柯庭・文山などと称し、熊本藩に仕えて1200石の御番

頭となるが、朱子学を奉じて雅望士林の推崇を得た儒者

でもあり、同時に能書家としても名を良く知られており、

藩校時習館の教授であった藪孤山の、「致事大夫柯庭

中瀬君七十叙」には、中瀬の人柄が詳悉されている。


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