ギャラリー解説
書画
懶庵平祐憲、行書尺牘(江戸時代、AD1774〜1840) |
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紙本肉筆・・縦17cm、横40cm 「祐憲」の署名が有る。平懶庵は京の人で、名は祐憲、俗称は杉本主税、字は子肅、 号を懶庵と称し、学を福井敬斎に受け、詩を釈六如や村瀬栲亭に師事し、更に和歌を 冷泉家に学び、仁和寺の大夫を務め、後に有栖川宮に仕えた儒者で、文化十年の『 平安人物志』の儒者の項に、その名が記載されている。また、大塩中斎の『洗心洞箚 記』の中に、「平祐憲頓首再接拝して中斎大塩先生の梧下に白す、云々」なる一文が 見られる。 |