ギャラリー解説
書画
寶丹守田祐孝、觀音圖行書十字讃(近代、AD1841〜1912) |
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紙本肉筆・・縦30cm、横23cm 「守田宝」の下に、陰刻「寶」と陽刻「丹」の落款が押されて いる。守田寶丹は江戸の人で、名は祐孝・治兵衛、号を宝 丹・長禄・静松園などと称し、初代が延宝八年(1680)に上 野池之端に開いた薬舗守田治兵衛店の、第9代目当主で ある(現在は、第13代目当主が営業中)。また「寶丹」とは 本来文久二年に発売されたコレラ予防薬の名であるが、9 代目が自称として用いている。彼は、特段に信仰心が篤い 人であったが、同時に商才にも長け、看板やチラシは言う に及ばず、PR誌『芳譚雑誌』も創刊(400号に及ぶ)し、更 に歌舞伎役者にセリフで「宝丹」と言わせたり、落語の「な める」を創作させたりと、大胆なアイデアを次々と実行させ た人である。また彼の書は、商家の看板(宝丹流)としても 人気を博している。 |