ギャラリー解説

書画

駛泉別府安之助、行書七絶(近代、AD186?〜1937)

紙本肉筆・・縦103cm、横25cm

陰刻「別府安印」と陽刻「駛泉」の落款が押されてい

る。別府駛泉は、名は安之助、号を駛泉と称した、

実業家であろうと思われるが、詳細は不明である。

何となれば、本品の箱には娘恒子の箱書きが記さ

れており、それに因れば、別府駛泉は、昭和12年2

月5日に熱海の究舎で死去し、筐底の中より故人の

揮毫廃紙を見つけ、故人の記念として表装した、と

記されており、更に、それを記念として昭和初期の

三井財閥の会長である横山敏治氏に、横井半亭な

る人物が送ったとする、半亭の横山氏宛の書状も

残されている。


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