ギャラリー解説

書画

倣・呂潛、行楷書七律(明末清初、AD1628〜1681)

絹本肉筆・・縦95.5cm、横51cm

呂潛は、字を孔昭、号を半隠・石山農などと称し、明の

崇禎年間から清初の康煕年間にかけて活躍した十七世

紀の人で、四川の出身であるが、江蘇の泰州に寓居し

て、山水画や書法を良くした書画家である。本品は、後

世の写しであるが、「石山呂潛」の署名の下に、陽刻の

「半隠」と陰刻の「呂潛」の落款が押されている。落款は

良く写されているものの、署名の「潛」の字の書き方が

大きく異なる。


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