ギャラリー解説

書画

傳・陶菴西園寺公望、行書七絶(近代、AD1849〜1940)

紙本肉筆・・縦135.5cm、横33.5cm

「陶菴生録宋人詩」の下に、陰刻「公望之章」と陽刻「陶

菴」の落款が押されている。西園寺陶菴は京の人で、

本姓は藤原氏、名は公望、号を陶菴・竹軒などと称し、

大徳寺家の次男であるが、西園寺家の養子となり、戊

辰戦争では山陰道鎮撫総督や会津口征討大参謀など

を歴任し、維新後はフランス留学後に欧米各国の公使・

枢密院議長・外相・文相・パリ講和会議全権委員などを

歴任し、明治から昭和初期にかけて維新の大元老とし

て活躍した公爵で、能書家としても有名である。尚、本

品は、線に勢いが無く文字に切れが見られず所謂「伝」

の作品である。


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