ギャラリー解説

書画

塔南市川進、隷書十八字(近代、AD1856〜1953)

紙本肉筆・・縦133.8cm、横32.4cm

「塔南」の下に、陰刻「市川進印」と陽刻「革除一

點浮雲慮」の落款が押されている。市川塔南は伊

勢の人で、名は進、字は徳夫、号を塔南・箕山な

どと称し、書を野田半谷に、漢詩を矢土錦山や森

槐南らに学び、古碑法帖を研究して篆書・隷書を

得意とした書家で、同時に篆刻や南画も善くし、

明治28年の国内勧業博覧会に出品した篆書は、

第一等を獲得している。


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