ギャラリー解説

書画

倣・真然、樹下人物圖(清中期、AD1816〜1884)

紙本肉筆・・縦134cm、横66cm

真然は、嘉慶二十一年(1816)〜光緒十年(1884)の

人で、江蘇省の出身である。花鳥・山水・人物・仏画に

優れた画家で、蓮溪・野航・黄山樵子などと号し、僧侶

であったため釈真然とも称されている。本品は、檐樹の

下に僧侶と鹿を配した絵柄であれば、一種の仏画であ

る。讃末の「桂榮先生正之、野航蓮溪」の署名の下に、

陰刻の「蓮溪」と陽刻回印の「黄山樵子」の落款が押さ

れている。


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