ギャラリー解説

書画

黄坡藤澤章次郎、行草書七絶(近代、AD1876〜1948)

紙本肉筆・・縦58.1cm、横23cm

「黄坡章」の下に、陰刻「藤章」と陽刻「士明」の落款が

押されている。藤澤黄坡は大阪の人で、名は章次郎、

字は士明、号を黄坡と称し、藤澤南岳の次男で漢学者

である。大阪漢学の拠点の一つとなった泊園書院は、

江戸末の儒者藤澤東ガイ(田+亥)から始まり、南岳(

二代目)・黄鵠(三代目、南岳の長男)・黄坡(四代目、

南岳の次男)と受け継がれ、四代目黄坡を以て終焉す

る。泊園書院の蔵書は、現在関西大学に所蔵されて

いる。


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