ギャラリー解説

書画

鷺州赤尾秀土、行草書七絶(江戸時代、AD1774〜1856)

紙本肉筆・・縦135cm、横42cm

「鷺州」の下に、陰刻「喫茶庵」と陽刻「鷺州」の落款が押

されている。赤尾鷺州は備後の人で、名は秀土、号を鷺

州(二代目)と称し、福山藩に仕えた儒者であるが、実は

初代鷺州に当る祖父の赤尾秀実(1716〜1774)も鷺

州と号して福山藩に仕え、大阪で生まれ講説に従事して

江戸で没した儒者である。本品は、初代秀実の鷺州作品

なのか、孫秀土の二代目鷺州作品なのか、判然としない

が、一応二代鷺州秀土の作と措定しておく。


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