ギャラリー解説

書画

米峰高野潔之、行草書五絶(幕末維新、AD1821〜1909)

紙本肉筆・・縦25cm、横45cm

「丁亥秋日米峰閑人書」の横に、陰刻「林探留?」と「潔之印」の落款が押され

ている。高野米峰は越後の人で、名は潔之、字は中矩、号を米峰・迂斎などと

称し、地元の代官格の豪農の子で、19歳で江戸に出て昌平黌で漢学を修め、

四方を遊歴して文人達と交わり、長崎で日高鉄翁に南画を学び、勤王の志有

るも諸般の事情で果たす事が出来ず、晩年は社交を断って書画と漢詩に専念

した、漢詩人にして南画家である。


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