ギャラリー解説

書画

熊山澤徽、行草書文(江戸時代、AD179?〜186?)

紙本肉筆・・縦124cm、横28cm

「熊山」の下に、陰刻「澤徽之印」と陽刻「字曰子

春」の落款が押されている。澤熊山は伊予の人で

、名は徽、字は子慎・子春、号を熊山と称し、伊

勢神戸藩に仕えて江戸学問所進徳堂の教官とな

った儒者で、『読老子』『読列子』等26種程の著

書が有り、日尾荊山(1789〜1859)の『燕居雜

話』卷一に、当時の代表的学舎を列挙して、特に

文章に長じた者として澤熊山を挙げている。


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