ギャラリー解説

書画

無隠後藤新平、行書六字(近代、AD1857〜1929)

紙本肉筆・・縦143.2cm、横47.1cm

「新平」の下に、陰刻「後藤新平」と陽刻「無隠書

樓主人」の落款が押されている。後藤新平は陸奥

の人で、名は新平、号を無隠と称し、幼にして武

下節山に漢学を学び、次いで藩校立生館で経史

と詩文を修め、18才で須賀川医学校に入り、各

地の病院で医師を務めた後に内務省の衛生局に

転じ、その後政界に入って台湾総督府民政長官・

満鉄初代総裁・内務大臣・外務大臣・東京市長・

NHK初代総裁・拓殖大学第三代学長等を歴任し

た、医師にして官僚で政治家である。台湾の近代

化に於ける彼の足跡は、特筆すべきものが有る。


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