ギャラリー解説

書画

蘭洲五井純禎、行書二字(江戸時代、AD1697〜1762)

紙本肉筆・・縦28.5cm、横61cm

「純禎」の下に、陽刻「純禎」と陰刻「字季祥」の落款が押されている。五井蘭洲

は大阪の人で、名は純禎、字は子祥・季祥、号を蘭洲・冽菴・梅塢などと称し、

郡山藩に仕えた儒者五井持軒の子で、業を父より受けて津軽藩の儒臣となる

が、帰阪して中井甃庵の創めた民間教育機関懐徳堂の教授となった儒者で、

詩文を善くしてその門下に中井竹山中井履軒の兄弟がいる。


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