ギャラリー解説
書画
桂洲伊藤信平、行草書七絶(幕末維新、AD1800〜1899) |
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紙本肉筆・・縦133cm、横66cm 「桂洲生」の下に、陰刻回印「藤信平印」と陰刻「桂洲漁 長」の落款が押されている。伊藤桂洲は江戸の人で、名 は明徳、通称は信平、字は明卿、号を桂洲・天香・菊逸 などと称した漢学者にして書家であり、『女十二月状』(明 治六年)・『女大学小学習字』(明治十三年)等の書籍を 公刊しており、また谷中霊園に現存する墓碑の「紙幣少 屬宮尾君碑」(明治六年)や、「田中維一墓誌」(明治十 四年)の書丹者でもあり、幕末から明治初期にかけて、 能書家として可成り名の知られた人物であるが、生卒な どは不明である。 |