ギャラリー解説

書画

梅邨瓜生寅、行草書七絶(近代、AD1842〜1913)

紙本肉筆・・縦137cm、横33cm

「梅邨居士寅」の下に、陰刻「??天皇二十二世

孫????之後人」と陽刻「瓜生寅印」の落款が

押されている。瓜生梅邨は越前の人で、名は寅、

号を梅邨と称し、福井藩士の子であるが安政3年

に一家断絶となり、遠祖の瓜生姓を名乗り、漢学

・蘭学・英学を学んで幕府英語学校教授となり、

維新後は文部省・大蔵省等に勤務し、その後外

国船積立業瓜生商会を設立した人で、学者にし

て官僚且つ実業家であるが、同時に漢詩人として

も有名で、成島柳北の白鴎吟社に属して活躍して

いる。


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