ギャラリー解説

書画

修多賀城碑原拓(奈良時代、AD762)

拓本・・縦170cm、横90cm

「天平寶字六(762)年十二月一日」の日付

を持つ、宮城県多賀城町に有る古碑の拓本

である。本碑は、日本三碑(那須直韋提碑、

700年・建多胡郡辨官符碑、711年)の一つ

と、言われている。先行の二碑や更に前の宇

治橋断碑(646年)には、北魏や梁などの刻

石に見られる様な六朝風の楷書で刻されて

いるが、略半世紀後の本碑の文字は、虞世

南風と言うかやや丸味を帯びた唐風の楷書

である。


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