ギャラリー解説

書画

江邨石合文之、草書二十四字(幕末維新、AD1808〜1873)

紙本肉筆・・縦137cm、横29cm

「江邨」の下に、陰刻「田口文之」と「文臧別號江邨」の落款

が押されている。石合江邨は備前の人で、名は文之、字は

文藏、号を江邨と称し、初めは田口氏であったが後に石合

氏に改め、江戸に出て古畑玉函に師事し、経学に精通して

詩を善くし、館林藩主の賓師に召されて幕府の諮問にも応

じ、甚だ尊重された儒者である。本品は「田口文之」の印象

が使われていれば、改姓以前に書かれたものである。


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