ギャラリー解説
書画
松香(専齋)長與秉繼、行書七絶(近代、AD1838〜1902) |
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紙本肉筆・・縦136cm、横30.5cm 「松香陳人」の下に、陽刻「繼善」と陰刻「長與秉印」の落 款が押されている。長與松香(専齋)は肥前の人で、名 は秉繼、字は繼善、医号は専齋、号を松香と称し、大村 藩医の子で初め藩校五教館で学び、次いで大阪の緒方 洪庵の適塾に入門して塾頭となり、藩の侍医に任ぜられ て長崎の医学伝習所に赴き、オランダ医師ボンベに就い て西洋医学を修行し、維新後は文部省医務局長に就任 して東京医学校校長を兼務し、内務省衛生局初代局長 に就任して日本の衛生医療確立に尽力した医師で、宮 中顧問官や貴族院議員等も歴任している。 |