ギャラリー解説

書画

碧巌岡本隆徳、草書文(近代、AD1836〜1922)

紙本肉筆・・縦138cm、横52cm

陰刻「隆徳章」と陽刻「碧巌」の落款が推されて

いる。岡本碧巌は江戸の人で、名は隆徳、号を

碧巌と称し、小田原藩に仕えた南画家岡本秋

暉(1810〜1862)の長男で、荻野山中藩に

仕えて能筆を称され、維新後は陸軍の大尉と

なるが、退役して読書と書道三昧の生活を送っ

た書家で、若い時は顔真卿風の楷書を得意と

し、後年は自由枯淡の書を残している。尚、彼

は、皇居広場に在る楠正成銅像の銘文の揮毫

者でもある。


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