ギャラリー解説

書画

鑾溪筒井政憲、行書七字(江戸時代、AD1778〜1859)

紙本肉筆・・縦134cm、横28.8cm

「七十九叟筒井憲」の下に、陰刻回印「滕叔恒印」と陽

刻「鑾谿」の落款が押されている。筒井鑾溪は江戸の

人で、名は政憲、字は子恒・叔恒、号を鑾溪(谿)と称

し、旗本久世広景の子であるが筒井家の養子となり、

江戸町奉行として天保の飢饉対策に当たり、更に大目

付・長崎奉行としてロシア使節のプチャーチンと対応し

た幕臣であるが、同時に詩書を善くした文化人でもあ

る。


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