ギャラリー解説

書画

省菴安東守約、隷書二字・楷行書十一字(江戸時代、AD1622〜1701)

紙本肉筆・・縦128cm、横27.5cm

「滕守約六十九歳書」の下に、陰刻回印「滕守約印」と陽刻「文博」の

落款が押されている。安東省菴は筑後の人で、名は守約、字は魯黙・

子牧、号を省菴と称し、世々柳川藩の儒臣で、業を松永尺五に受けて

藩侯の侍講となり、渡来の儒者朱舜水の学徳を慕って子弟の礼を執

り、自らの俸禄の半分を送って舜水の生活を援助した儒者である。


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