ギャラリー解説

書画

天龍翁金原明善、楷書十字(幕末維新、AD1832〜1923)

紙本肉筆・・縦146cm、横61cm

「明善書」の下に、陰刻「金原明善之章」と陽刻「天龍翁」

の落款が押されている。金原天龍翁は遠江の人で、名

は明善、号を天龍翁と称し、遠江国長上郡安間村の名

主の子に生まれ、19才の時に大雨に因る天竜川氾濫(

暴れ天龍)の被害を目の当たりにし、以後私財を擲って

天竜川の治水に一生を捧げ、他にも北海道開拓植林事

業等、私財を投じて近代日本の発展に尽くした人で、浜

松市には明善記念館が設立されている。


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