ギャラリー解説

書画

浩潮宮小路康文、行書五絶(幕末維新、AD1800〜1899)

紙本肉筆・・縦140cm、横48cm

「古梅居士」の横に陰刻「康文之印」と陽刻「太宰府人」

の落款が押されている。宮小路浩潮は筑前の人で、名

は康文、号を浩潮・古梅などと称し、嘉永年間(1848〜

1852)に比叡山で天台の学を修め、権大僧正となって

帰郷し、太宰府で菅公廟の祭酒となり、大阿闍梨・大和

尚に進むも還俗した人で、幼少より晋唐以来の諸名家や

我が国の名筆を学び、特に空海の書法を究めた名筆家

として知られた書家で、平安遷都1100年記念祭には特

に下命に因って、平安神宮応天門の扁額を揮毫している

し、また明治28年に建碑された富岡神社の横綱力士碑

の揮毫も行っている。


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