ギャラリー解説

書画

錦山矢土勝之、行書七絶(近代、AD1849〜1920)

紙本肉筆・・縦128cm、横40.8cm

「錦山矢土勝之」の下に、陰陽刻の「臣勝之」と陽

刻の「實夫」の落款が押され、関防印は陽刻の「

葦竹間人」である。矢土錦山は伊勢の人で、名は

勝之、字は實夫、号を錦山と称し、初め郷里の漢

学者松田雪柯・藤川三渓らに学び、後に津藩の

名儒土井ゴウ牙の門に入り、藩校有造館の教官

となる。維新後は東京に出て漢詩の大家巌谷一

六に師事し、詩・書を善くした漢学者である。


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