ギャラリー解説

書画

宇治橋斷碑原拓(飛鳥時代、AD646)

拓本・・縦155cm、横60cm

大化二年(646)に刻された、日本最

古の石碑文である。江戸の寛政年間

に橋寺放生院の溝中より頭部三分

の一のみが出土し、尾張の中村維禎

らが『帝王編年記』に依拠し、残りの

碑文を古法帖の文字に因り補刻し、

橋寺の庭に建立したものが、現在に

伝わる碑文で、大化二年当時の刻文

は、上部三分の一の刻字がそれで、

六朝風楷書の典型を示すものと言わ

れている。


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