ギャラリー解説

書画

聞十四、花鳥四季圖四幅(現代、AD1950〜1970)

絹本肉筆・・縦103cm、横29cm

花卉と雙鳥を組み合わせた「花鳥四季圖」の四幅である。左から順に春夏秋冬と並び、春には杜鵑雙鳥と題し

て「蜀魂歸未得、春聲到杜鵑」の画讃が有り、夏には海棠牡丹と題して「莫放東風客易過、海棠齊護第一花」の

画讃が有り、秋には紅葉雙鳥と題して「五月榴花紅似火、霜葉更比榴花紅」の画讃が有り、冬には山茶梅花と

題して「亭亭玉立歳寒身、回首千花總後塵、誰伴白雲來樹下、看花不是種花人」の画讃が有り、庚子二月・劬

廬・聞十四の署名と落款が有る。画も讃も特別上手い訳ではないが、真面目に描かれた伝統的花鳥画である。


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