ギャラリー解説
書画
青萍末松謙澄、曼生壺養生圖併行書文讃(近代、AD1855〜1920) |
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紙本肉筆・・縦46cm、横108cm 茶壺として有名な曼生壺と果物を描き、養生を説いた図である。月如世二兄大人、一笑、青萍譚磨の署名の 下に、陰刻「西屏譚磨」の落款が押されている。末松青萍は豊前の人で、名は謙澄、字は受卿、号を青萍と 称し、村上詩仏に師事して文辞を善くし、国学・和歌にも通じ、明治政府の官僚として活躍し、貴族院議員に 選ばれ、逓信大臣・枢密顧問官・韓国皇太子傅育係などを歴任し、子爵を授けられた人で、漢詩人としても 有名である。ちなみに彼の夫人は伊藤博文の娘である。 |