ギャラリー解説

書画

傳・知石木村政信、行草書十四字(現代、AD1907〜1983)

紙本肉筆・・縦120cm、横32cm

「知石書」の下に、陽刻「石韻堂主」の落款が押されている

。木村知石は大阪の人で、名は政信、字は徳卿、号を知

石と称し、黒木拝石に師事し、日展常務理事などを歴任し

、1976年に日本芸術院賞を受賞した書家で、関西を中

心に活躍している。尚、本品の印象「石韻堂主」は、寡聞

にして聞いたことが無い。所謂「伝」の品である。誠に嘆か

わしい事ではあるが、平成20年頃より、中国で装丁され

た明治期から昭和期にかけての、著名な物故作家の贋

物作品が、堂々と市場に多く出回っている。


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