ギャラリー解説

書画

畝逸安川敬一郎、行書五絶(近代、AD1849〜1934)

紙本肉筆・・縦172.8cm、横41.4cm

「畝逸書」の署名が有る。安川畝逸は筑前の人で、

名は敬一郎、号を畝逸と称し、福岡藩士徳永省易

の四男で、幼にして長兄織人から漢文の素読をうけ

、次いで叔父岡部榴園から漢学と書を学び、更に藩

校に入って原田活助の門に学び、藩の祐筆と学問

所教員を拝し、安川岡右衛門の婿養子となって安川

姓を名乗り、維新後は東京に出て慶應義塾に学び

、帰郷して安川電機・黒崎窯業・明治鉱業等を設立

経営し、また明治専門学校(現、九州工業大学)や

明治学園中・高等学校を創設した、実業家の男爵で

ある。


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