ギャラリー解説
書画
止々齋上田咸之、行書五絶(江戸時代、AD1755〜1826)
紙本肉筆・・縦137.4cm、横57.5cm
「咸之謹録」の下に、陰刻「咸之」と陽刻「淳父」の落款が
押されている。上田止々斎は京の人で、名は咸之、字は
淳父、号を止々斎・半九窩などと称し、天台宗の釈豪恕
に書法を学んで一家を成した書家である。本品は、京の
儒者伊藤仁斎の高弟並河天民の詩が書かれ、陽刻「並
河貽孫之秘笈」の印象も押されている。
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