ギャラリー解説

書画

呑舟松田謙三、行書七絶(幕末維新、AD1832〜190?)

紙本肉筆・・縦129cm、横29.3cm

「自咲(笑)僊史」の下に、陽刻「石田亜邨」と陰刻「自

笑菴」の落款が押されている。松田呑舟は長門の人で

、名は謙三、号を呑舟・自笑などと称し、藩校明倫館

で山県太華らに学んだ後、江戸に出て昌平黌に学ん

安積艮斎に師事し、次いで安井息軒の三計塾に寄

宿し、維新後は備中に私塾明志私塾を開くが、群馬県

師範学校漢文教授に転じ、更に政府の修史館御用掛

となった漢学者である。


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