ギャラリー解説

書画

芝山津田出、和歌(幕末維新、AD1832〜1905)

紙本肉筆・・縦111cm、横31cm

「津田」の下に、陽刻「津田出」の落款が押され

ている。津田芝山は紀州の人で、名は出、号を

芝山と称し、江戸で儒学と蘭学を学び、藩の蘭

学教授となり、第14代藩主徳川茂承の執政太

夫を務め、維新後は藩政改革の全権を司って

新政府の廃藩置県や徴兵制に影響を与え、政

府の大蔵少輔から陸軍省に転じ、陸軍省第五

局長・陸軍大輔・陸軍卿代理等を歴任した、錦

鶏間祗候從二位勲一等の、陸軍少将の軍人

にして蘭学者の政治家で、彼の門下に陸奥宗

光がいる。


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