ギャラリー解説

書画

鳳潭林信徴、行書五律(江戸時代、AD1745〜1771)

絹本肉筆・・縦93cm、横30cm

「題雲室」の下に、陰刻「國子監主」と陽刻「信徴字

子明」の落款が押されている。林鳳潭は江戸の人で

、名は信徴、字は子明、号を鳳潭と称し、林鳳谷の

子で27歳で早逝した、林家第六代当主で国子監主

となった儒者である。「題雲室」の「雲室」とは、鳳潭

に教えを受けて詩画に長じ、上尾の聚正義塾で『孝

経』や『大学』『近思録』等を講じ、当代随一の学僧

と称されていた、本願寺派の釋雲室上人のことであ

る。


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