ギャラリー解説

書画

天山川上締、行書七絶(近代、AD1884〜1950)

紙本肉筆・・縦138cm、横34cm

「棲雲居士」の下に、陽刻「川上天山」と陰刻「

締字子卿」の落款が押されている。川上天山は

山梨の人で、名は締、字は子卿、号を天山・棲

雲などと称し、漢詩・漢文の研究執筆で活躍し

、また和歌と仏教にも通じた漢学者であるが、

特に漢詩人として多くの作品を残している。例

えば、詳解全訳漢文叢書『唐詩選』(昭和元年、

至誠堂書店)・『誰にも解る漢詩作法』(昭和十

年、経世学社)・『四家詩話』(昭和十三年、経

世学社)等を公刊しているし、昭和14年には「

西夏語訳六祖壇経について」(『支那仏教史学』

2卷3号)と言う論文も公表している。


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