ギャラリー解説

書画

瑜洲松原新之助、楷行書七絶(近代、AD1853〜1916)

紙本肉筆・・縦143cm、横38cm

「瑜洲」の下に、陰刻「松原新之助」と陽刻「瑜洲僊客」

の落款が押されている。松原瑜洲は松江の人で、名

は新之助、号を瑜洲と称し、松江藩士の子で初め漢学

を藩校に学び、東京に出て東京医学校(後の東大医

学部)に入学して魚類学を修め、1880年にベルリン

で開かれた万国漁業博覧会に事務局として参加し、農

務省水産局技師として『水産調査予察報告』を纏め上

げ、水産講習所(後の東京水産大学)の初代所長とな

った、海洋水産学者である。


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