ギャラリー解説
書画
淇園皆川愿、行草書七言對(江戸時代、AD1734〜1807) |
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紙本肉筆・・縦137cm、横40.5cm 「落花遊緑白日静、鳴鳩亂燕青春深」の七言対句で、右 上に陽刻「有斐斎」の落款、左下には「キョウ斎主人書」 の下に陰刻「皆川愿印」「伯恭」の落款が押されている。 皆川淇園は、京の人で折衷学派の儒学者で、名は愿、 字は伯恭、号をキョウ斎・有斐斎・呑海子などと言い、特 に誰に師事したと言うことは無く、文章を作るには字義を 知る必要が有るとして、辞書の研究を行い、遂に名物の 本義は声音に因ると考え、それで経書を解釈して一家の 学を立て、学堂弘道館で教授に努め、経学文章を以て 名声海内に振るい、門弟三千人と称された人である。 |