ギャラリー解説

書画

鳳岡關思恭、行草書五字(江戸時代、AD1697〜1765)

紙本肉筆・・縦102cm、横16cm

「關思恭」の下に、陰刻回印「關思恭印」と陽刻「字曰

子肅」の落款が押されている。關鳳岡は江戸の人で、

名は思恭、字は子肅、号を鳳岡・恭黙齋などと称し、

水戸藩士伊藤祐宗の四男で、本姓は伊藤氏で、関家

の養子となり、関姓を名乗り出す。初め太宰春台に儒

学を学び、同時に細井広沢に書を学んで、土浦藩に

祐筆として仕えた儒臣であるが、「門弟五千人」とか、

「草聖」とか称された能書家でもある。


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