ギャラリー解説

書画

栗谿橋本好蔵、楷行書文(近代、AD1864〜1953)

紙本肉筆・・縦147cm、横40cm

「七十一翁橋本藏」の下に、陰刻「橋本蔵印」と「

家在栗溪」の落款が押されている。橋本栗谿は鳥

取の人で、名は好藏、号を栗谿と称し、東京帝大

文科古典講習科漢書課を卒業後、愛媛県の中学

校に奉職(この時、夏目漱石と同僚になる)し、そ

の後山口高等商業学校の教授となった漢学者で

、夏目漱石の『坊ちゃん』に登場する、「漢学者の

先生」のモデルである。その書は、雄渾を以って

知られている。


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