ギャラリー解説
書画
莊炳章、楷書七言對句(近代、民國二十五年・AD1936) |
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紙本肉筆・・縦136.5cm、横33cm 「清溪屋を繞り足を濯ふ可し、好鳥江を隔て人を喚ぶが 如し」とは、なかなか洒落た言葉である。「丙子冬月落 墨新京、莊炳章」の下に陰刻の「莊炳章印」と陽刻の「 錦堂」の落款、右上には陰刻の「我師古人」の印が押さ れている。莊炳章とは、民国時代の濟南府尚志書院大 学教授兼山東省自治局長にして、肅親王秘書官長で、 錦堂と号した人である。新京(現在の長春、満洲国時代 の首都)と記されていれば、康徳三年つまり民国二十五 年(1936)の作である。 |