ギャラリー解説
書画
宜庵岡本宣就、草書五字(江戸時代、AD1575〜1657)
紙本肉筆・・縦40cm、横57cm
「無名老翁八十二歳」の横に、陰刻「強」と陽刻の図象(鼎)印の落款が
押されている。岡本宜庵は上野の人で、名は正武・宣就、通称は半助
・新八、号を宜庵・喜庵などと称し、初め武田家に仕えて氏隆流の兵法
を学び、後に彦根藩主井伊直孝に仕えて軍師となり、嵯峨流の書を善
くし、且つ和歌・茶道・画にも通じた文人兵法家である。
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