ギャラリー解説

書画

貫堂河田煕、行草書七絶(幕末維新、AD1835〜1900)

紙本肉筆・・縦136.8cm、横34.1cm

「貫堂」の署名が有る。河田貫堂は江戸の人で、名は

煕、字は白緝、号を貫堂と称し、幕府の儒員であった

河田迪斎の子で、父の家督を継いで幕府の儒員とな

り、文久三年には目付となって從五位下相模守に任ぜ

られ、欧州使節団の副団長としてパリ約定調印に参加

し、大目付となるが、維新後は徳川家達に従って静岡

藩の学政を担当し、廃藩後は徳川家の子女教育に尽

力した、幕臣の儒者である。


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