ギャラリー解説
書画
誠軒那波利貞 、楷書七律二種(近代、AD1890〜1970) |
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紙本肉筆・・縦32cm、横39cm 「西都國子博士誠軒迂老那波利貞」の下に、陰陽刻「臣利貞」の落款が押されて いる。那波誠軒は徳島の人で、名は利貞、号を誠軒と称し、江戸初期の儒者那 波道円を遠祖に持つ代々阿波藩の藩儒の家に生まれ、幼にして母方の多賀氏 より経学を受け、京都帝大で東洋史を専攻した後、京大教授として唐代史を専門 に講じた中国史学者である。本品は、京大教授佐伯富博士に書き送られた品で 、昭和22年・25年に書かれている。 |