ギャラリー解説

書画

靜軒城野充通、古字書百壽字(江戸時代、AD1800〜1873)

紙本肉筆・・縦126cm、横53cm

「靜軒老漁」の下に、陰刻「城野充通」と陽刻「靜軒」の落款

が押されている。城野靜軒は肥後の人で、名は充通、字は

禮郷、号を静軒と称し、熊本藩士の子で、初め渋江松石に

学び次いで藩校時習館訓導河部氏らに学び、藩に仕えて

中小姓となり、文武共に秀でて書も善くした儒者である。本

品は、「安政七年立春」とあれば、1860年2月頃(1860

年3月18日より、万延元年)の作である。


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