ギャラリー解説

書画

磐州河野廣中、草書八字(近代、AD1849〜1923)

絖本肉筆・・縦28cm、横19cm

「磐州廣中」の下に、陰刻「廣中」と陽刻「磐州」の

落款が押されている。河野磐州は陸奥の人で、

名は廣中、号を磐州と称し、三春藩郷士河野広

司の三男で、漢学を前川紫溪に学び、戊辰戦争

では新政府軍に参加し、維新後は自由民権運動

に尽力し、第一回衆議院議員選挙に当選すると、

東北派の領袖として一大勢力を築き、第十代衆

議院議長や農商務大臣を歴任し、ポーツマス条

約(1905)に反対して日比谷焼き討ち事件を起

こした政治家である。


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