ギャラリー解説
書画
芥舟木村喜毅、草書八字(幕末維新、AD1830〜1901) |
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紙本肉筆・・縦117cm、横29.2cm 「芥舟」の下に、陽刻丸印「芥舟」の落款が押されてい る。木村芥舟は江戸の人で、名は喜毅、字は天模、号 を芥舟・楷堂などと称し、幕臣で浜御殿奉行を務めた 木村喜彦の子で、業を昌平黌で学んだ後、老中阿部 正弘の推挙で目付となり、長崎海軍伝習所取締を拝し て軍艦奉行・咸臨丸司令官となり、遣米副使に任ぜら れて渡米し、帰国後は幕府海軍の西洋化に尽力し、 維新後は新政府からの仕官の誘いに応ぜず、福沢諭 吉らと交遊を重ねて詩文三昧の生活を送った、幕臣の 文人である。 |